オピフェックス&オピフェックス・ベーサルの実例

ボーラスを設定するソフト「オピフェックス」及び、
ベーサルレートを設定するソフト「オピフェックス・ベーサル」での
参考実例です。


(以下は、全て24時間+24時間の二日分を繋いだグラフです。)


opifex-2_201404142030306d5.jpg
「オピフェックス」で求められたそれぞれの
 ・朝食前ボーラス・ショット
 ・昼食前ボーラス・ショット
 ・夕食前ボーラス・ショット
 ・寝食前ボーラス・ショット

それぞれの時間帯でグラフ表示しています。(・・・それを二日分繋いでいます。)

ちなみに、私の
【主食】一食分の「ご飯」の量は、玄米120gです。
※120gの玄米ご飯は「一個一個」ラップして冷凍しています。
【副食】の主菜は、基本が「魚」や「お豆腐」が主となり、月に一回程度はお肉料理も用います。

≪図1≫
BolusBasal 2

前日の22時00分頃には「寝食」としての軽食(乾パン+低脂肪牛乳)を摂取しています。
平均的に寝るのが22時30分~23時00分です。
(二日分を繋いでいるのは、「寝食」でのボーラスインスリンの影響や効果、ベーサルインスリンの設定に問題や過誤がないかの確認、それとともに相乗的な効果を見る必要があるからです。)



だいたい、寝入って「2時間後」以降には、人間が生きている限り(小児や老人でも)『成長ホルモン』による高血糖が起きはじめます。
(第一次『暁現象』)

糖尿病を持たない方や、程度が軽い2型糖尿病の方は自己分泌インスリンがありますので、この内因性インスリンによって高血糖を抑えることができています。

1型糖尿病患者の自己分泌インスリン能は、短期間で限りなくゼロに近い数値です。
(高精度血清CPR値で0.0*ng/ml)の「絶対的枯渇 0.1ng/ml未満になって、初めて1型糖尿病」とされます。)
1型糖尿病患者は自己分泌インスリン能が全く無いため、これの影響がかなり大きく高血糖を引き起こします。
そのための外部からの適切量のベーサルインスリンが必須となります。

「成長ホルモン」に対するベーサルインスリンが上手くいっても、今度は、その後の起床を促す「コルチゾール・ホルモン」が血糖値を上げ、早朝空腹時に高血糖を起こすため、その対処ベーサルインスリンを考慮しなくてはなりません。
(第二次『暁現象』)

しかし、この「コルチゾール・ホルモン」による高血糖は、起床時直後が高血糖であっても、
数分~数十分後には、そのホルモン効果が無くなって、急激な血糖値の低下が待っています。
・・・この現象による低血糖昏睡が「大変危険!」です。

この「コルチゾール・ホルモン」に対するベーサルインスリンが多いと、早朝低血糖昏睡を引き起こす危険性がありますので「細心にして厳重な注意!」が必須です。

下記のグラフは、個人の「生体」に合わせたベーサルインスリン量の設定手段「オピフェックス・ベーサル」によって導かれた設定グラフです。
「生体」は、日々変化しています。
日々同じベーサルインスリン量の設定では100%コントロール不可能ですのでご注意・ご理解ください。

コントロールで最も重要なのはこの「ベーサルインスリン」であって、ボーラスインスリンではありません。


ある日の「オピフェックス・ベーサル」で細かく計算し、設定された単体毎の数値のグラフを下図に示します。

opifex Basal 2 x-mini
このソフトは、かなり複雑で1年間のSMBGのデータや直近の1か月のSMBG、及び「ここ最近の6日のSMBG」の数値で成り立ちます。
データは、多ければ多いほど適切なベーサルインスリンを定められます。
(過去1年分、約8,000回/年程度の個人のビックデータと、最新のデータを用いてベーサルレイトを設定しています。)

≪図2≫
BolusBasal 3


以下は、「ベーサルレート」の単体毎の基礎的な部分と、「ボーラスインスリン」の食事ごとの単体値です。
opifex-2_201404142030306d5.jpg + opifex Basal 2 x-mini
の「設定値(算定値)」です。

それぞれの各食前ボーラスインスリンに、各時間帯ベーサルインスリン算定値を単体毎に重ね合わせると下図になります。

≪図3≫
BolusBasal 4


「オピフェックス・ベーサル」にて設定した各「ベーサルレート」の累積効果を見てみます。
opifex Basal 2 x-mini

就寝後の2時間当りから分泌される「成長ホルモン」に対する「ベーサルレート」が最も効果を発揮させるようにしていることが解かると思います。
そして、早朝に分泌される「コルチゾールホルモン」に対する「ベーサルレート」を設定して、なだらかな効果が表れるように設定されているのも理解してもらえるものと思います。
起床後高血糖に対するとともに、起床直後の「低血糖」時に「ベーサルレート」の効果が激減させていることが解かると思います。

≪図4≫
BolusBasal 5


上図の「ベーサルインスリン」累積効果グラフに、ボーラスインスリンを算定する「オピフェックス」で得られた数値を重ねてみます。
「ボーラスインスリン」は赤の棒グラフで表示し、それぞれの「ボーラスインスリン」が時間的にどのように効いているかを黑い線グラフで効果の減衰度を示します。
opifex-2_201404142030306d5.jpg + opifex Basal 2 x-mini

≪図5≫
BolusBasal 6


これら「ベーサルインスリン」累積効果と、各食事時の「ボーラスインスリン」累積効果を重ねて、その相乗効果を見てみます。
opifex-2_201404142030306d5.jpg + opifex Basal 2 x-mini

≪図6≫
BolusBasal 7

これらを見ていただけると解かると思いますが、1型糖尿病患者はランタスなどの一定の効果が持続するタイプ「超持続型インスリン注(持効型溶解インスリン注)」のインスリンでは、高血糖の是正も、低血糖の予防は不可能でコントロールが出来ないことが理解できると思います。



下図に、まとめた図を示します。

1型糖尿病の私は、
opifex-2_201404142030306d5.jpg
+
opifex Basal 2 x-mini
のソフトを駆使して、
日々変化する「生体」に合わせ、「生命維持」のコントロールを目指しています。

≪図7≫
BolusBasal 1


参考になれば幸いです。

なお、「ベーサルインスリン」及び「ボーラスインスリン」の累積効果が適切に理解出来ると、これらインスリンが無ければ「どのくらい血糖値が上がるか」が目安として計算できます。
ちなみに上図は、それぞれのインスリンに対する「累積効果値」のグラフですが、
それぞれの時間帯に於けるSensitivity(インスリン感受性)・・・「1単位のヒューマログ注が下げる血糖値」
この値に、それぞれの累積効果値をかけ合わせると、
その時間帯の設定されたインスリンを用いなければ、
どれだけ上がるかの「想定血糖値」が解かります。

例:2015年2月1日のデータを参照
20150201Graph2.jpg

ちなみに、その時間帯に於けるSensitivityと累積効果値から導き出された「想定血糖値」は
目標血糖値が100㎎/dlのところ
 5:30・・・最大値3,508.8mg/dl(想定血糖値)と計算されていました。
(※・・・・・インスリンを打たなければ「死」んでいる血糖値です。)






























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